自然治癒力を高めるには、脳、免疫系、内分泌系の三角形のバランスを取る必要があります。それには、人体の最小構成単位である細胞レベルで健康になることが大切です。細胞の成分は、たんぱく質が70%、脂質が12%、核酸が7%、糖類が5%で他は水分からできています。これら4つの栄養素を食物からとることが重要です。
たんぱく質は、皮膚、リンパ球、抗体、赤血球、酵素などの主成分となります。脂質は、脂肪、油、コレステロールのことで、細胞、組織や臓器を包んで保護をします。また、飢餓に備えて体内に貯蔵できるエネルギーにもなります。
核酸は、DNA(デオキシリボ核酸)とRNA(リボ核酸)の2種類があります。糖類は、体のおもなエネルギー源となります。
厳密にやりすぎると、食べるものがなくなるという可能性が出てしまいます。「できれば体に悪いものを避ける」ことや、「できるだけ身体が喜ぶ質の良い食品を取り入れる」という程度でもよいので、神経質にならずに進めることが大切です。マニュアル通りにやろうとしすぎて身体を壊したり、ストレスをためたりすることは本末転倒です。自分流に合わせてアレンジし、無理のない方法でさがしていくことが重要です。
食べ物が体内に入って消化される方法には違いがあります。ご飯やパン、麺類などの炭水化物は、十二指腸でアルカリ性の消化液を浸かって消化し、完全に消化されるまでに2~3時間かかります。お肉や魚、大豆などのたんぱく質は、胃で酸性の消化液を使って消化し、3~4時間かかります。野菜類などは、消化液は使わず、自分の消化酵素と、腸の蠕動運動で消化をします。約1~2時間ほどで消化されます。果物類は同じく自分の消化酵素を使って消化し、約20~40分ほどかかります。
栄養の吸収率を最大限に高めるには、炭水化物とたんぱく質の組み合わせを避けたり、果物類は食前や食間の空腹時に食べたり、野菜類と炭水化物、あるいは野菜類とたんぱく質の組み合わせで食べるなどの工夫をすることで、消化にかかるエネルギーを他にまわすことができます。
健康を維持するためには、体温を高めて免疫力を向上させて、自然治癒力を運ぶ血液の流れを改善することが大切です。それには、何よりもまず運動をすることです。ただし、過度な運動は逆に自然治癒力を低下させてしまうため、あくまでも自分に無理のない適度な運動が必要です。スポーツクラブで汗を流しても良いのですが、時間に余裕のない人は、ウォーキング、ストレッチ体操や屈伸運動、エレベーターを使わずに階段を利用するなど、心がけ次第で運動はできます。
運動を継続してきた高齢者は運動習慣のない高齢者と比べて、免疫グロブリンAの分泌量が高いとの報告があります。免疫グロブリンAは風邪などの感染症を防ぐ抗体です。適度な運動の継続は、免疫力を高め、自然治癒力を高めると報告されています。
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