関節リウマチになると、痛みのために関節が動かしにくくなります。
しかし動かさなければ、関節の周囲の筋力も低下し、動かせる範囲である可動域が狭まります。
その結果、日常生活が不自由になってしまいます。
これを防ぐためにも、発症した初期からリハビリテーション(リハビリ)を始めることが重要です。
リハビリには、理学療法、運動療法、作業療法、装具療法など色々あります。痛む体を動かす作業は、決して楽なものではありません。しかし、まじめに取り組めば病状を改善する効果があり、関節の衰えを防ぐためにも必要な療法です。
ただ、関節が腫れて痛みも激しい急性期では、できるだけ炎症のある関節を動かさないで安静に保つことが大切です。炎症や痛みが治まっている慢性期にリハビリを始めることが非常に重要です。
運動療法 |
運動によって関節や筋肉の機能を維持する |
物理療法 |
水や温熱、超音波で血行をよくして痛みをやわらげる |
作業療法 |
手芸、工作などの作業を通して手指の機能を回復する |
装具療法 |
装具によって関節の変形を予防したり、矯正、保護をする |
運動療法は、関節や筋肉の働きが失われていくのを防ぎ、現在残っている機能を維持していくためにとても大切なものです。
自分で体を動かす
「自動運動」と、
他の人に動かしてもらう
「他動運動」があります。
また、関節にかかる負荷を軽減しながら行う方法として、水中ウォークなどがあります。
関節を動かせる範囲(可動域)が狭まるのを防ぎ、機能を保つために動かします。全身の関節を動かす運動をしますが、頚椎に変化がある場合は首の運動を行ってはいけません。動作はゆっくりと、勢いや反動をつけずに行います。
関節リウマチになると筋力が低下し、萎縮も起こってきます。それらを防ぐためにも筋力を高める運動が大切です。
背筋をまっすぐに伸ばす姿勢矯正、水中ウォーク、サイクリング、歩行訓練があります。
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