1. 関節リウマチの発症の原因とリウマチ遺伝子
関節リウマチの発症
関節リウマチはどうして起こるのでしょうか?
関節リウマチの原因について、明快な答えは未だに出ていません。感染症のように、原因となる細菌を突き止めればよいという病気ではありません。ただし、さまざまな研究が進むなかで、免疫システムの異常によって引き起こされることがわかっています。
免疫とは、本来は自分を守るために体に備わっているシステムです。
このシステムのおかげで、細菌やウイルスなどが体に侵入してきても、それらを攻撃、排除して病気にならないように守られているのです。
外から侵入する外敵は「抗原」と呼ばれます。そして、それらを攻撃して排除する物質は「抗体」と呼ばれます。抗体は白血球で作られ、血液や体液中に存在し、自分のものではない異物(非自己)と判断すると、攻撃して排除するように働きます。
何らかの異常によって、自分の体をつくる細胞や成分を異物と認識し、攻撃することがあります。
これが、自己免疫疾患です。関節リウマチは自己免疫疾患の代表格です。
日本だけでも関節リウマチ患者は60~70万人いると推定されています。
関節に何らかの痛みを抱えている人まで含めると、その数は100万人を超えるともいわれています。
関節リウマチ≠遺伝病
関節リウマチは遺伝病と思っている人は少なくありません。たしかに、同じ遺伝子を持った一卵性双生児が2人とも関節リウマチとなる確率は、遺伝子の異なるニ卵性双生児より若干高いことと、関節リウマチになりやすい体質や素因を受け継ぐ家系があることは事実です。
関節リウマチの患者の約3分の2の人は、DR4というたんぱく質でつくられた遺伝子をもっていることがわかっていますが、健康な人でも同じような遺伝子をもつ人が4割ほどいると推定されています。
従って、遺伝によって関節リウマチになりやすいとは言え、関節リウマチが遺伝病とは結論づけられないのが現状です。
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