| リウマチ基礎知識 |
関節リウマチの発病に大きな影響を与えているのは、細菌やウイルス、ストレス、ホルモンの影響などの後天的要素が考えられます。
どの細菌やウイルスが関節リウマチの原因になるかは、わかっていません。最近では、特定の病原体が原因なのではなく、いくつかの感染症にかかった病歴の積み重ねが発症に影響を与えているのではないかと考えられています。また、ウイルスや細菌の感染は関節の炎症を起こし、免疫の異常反応が起こり、関節リウマチが発症するのではないかとも考えられています。
さらに、疲労や極度の寒さにさらされる、精神的ストレスなど様々な要因が免疫異常を引き起こし、関節リウマチが発症すると考えられています。
関節リウマチだけに限らず、自己免疫疾患が女性に多いことはよく知られています。これには、女性ホルモン(エストロゲン)や妊娠・出産が関係していると言われています。
女性ホルモンのなかには、エストロゲン(卵胞ホルモン)やプロラクチン(乳腺刺激ホルモン)など、自己免疫反応を高める働きをするものがあります。
一般的に、細菌やウイルス感染、ワクチンに対する免疫応答は、女性ホルモンが有利に働くことによって男性より女性で強く反応をします。妊娠中は、男性の精子や胎児の細胞を異物とみなさないために、免疫の働きが抑えられます。出産後に、免疫抑制が解除されると、その反動で免疫の働きが高まります。このような時に、自己免疫疾患に発症しやすくなると言われています。
女性の体には、男性よりも複雑でデリケートな免疫システムが備えられているからこそ、関節リウマチをはじめとする自己免疫疾患が起こる可能性も高くなると考えられています。
病名 | 患者の男女比 | |
膠原病グループ | 関節リウマチ | 1:4 |
全身性エリテマトーデス | 1:9 | |
強皮症 | 1:7 | |
混合性結合組織病 | 1:9 | |
シェーグレーン症候群 | 1:14 | |
その他 | バセドウ病 | 1:4 |
橋本病 | 1:17 |
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