20. 食事療法
基本の心がけとして
関節リウマチがあってもなくても、免疫の働きを補うため、合併症を防ぐためにも、日頃から健康的な生活を送ることはとても大切です。自分の生活を意識的に振り返り、気になる点があれば修正していくことが必要です。
体重をコントロールする
太り過ぎは関節の負担を大きくするだけでなく、関節リウマチに伴いやすい糖尿病や心臓病、生活瞬間病などの合併症につながってしまいます。逆に、痩せすぎは感染症にかかりやすく、骨がもろくなり骨粗しょう症になりやすくなります。適正な体重を保つために、食事の量や質、活動量を見直すことが大切です。
適正体重の目安
体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))の値が、18.5~25.0の範囲におさまるようにします。
関節リウマチの人のための食事法
関節リウマチの人に特別な食事療法というものはありません。基本的には、穀物、野菜、肉、魚、卵、大豆製品、乳製品などを少量でもよいからバランスのとれた食事をすることが大切です。ただし、関節リウマチの人が積極的に取る方がよいと考えられている食べ物がありますので、以下に紹介します。
良質なたんぱく質
関節リウマチになると、炎症や発熱の影響で、たんぱく質が活発に分解されるのと、運動ができなくなることによって、筋肉が落ちてしまいます。筋肉をつくるために、良質なたんぱく質をとることが大切です。動物性たんぱく質には、鉄を吸収する働きを助ける作用もありますので、貧血予防にもなります。ただし、何事もバランスが大事で肉や魚ばかり食べることはよくありません。
青魚の抗炎症作用
いわし、さんま、さば、にしん、ぶりなどの青魚には、EPA(エイコサペンタエン酸)が多く含まれており、抗炎症効果があります。
骨をつくるカルシウム
関節リウマチでは、骨粗しょう症や貧血を合併しやすくなります。これらを予防するためにも、栄養素を食事から摂取することは大切です。
カルシウムは、骨や歯をつくる材料になります。骨を丈夫に保つためにもカルシウムを含む食べ物を摂取することは重要です。ただ、カルシウムだけを取っても直接骨にはなりません。カルシウムを骨に沈着させるために、運動をしたり、日光を浴びることが必要です。また、カルシウムの吸収を助けるビタミンDを一緒にとると効果的です。カルシウムを多く含む食べ物は、牛乳や乳製品、小魚、小松菜などの緑黄色野菜です。さらにビタミンDを多く含む食べ物は、レバー、卵黄、魚(いわし、まぐろ、かつおなど)、きのこ類があります。
貧血予防には鉄を含む食品
貧血予防には、鉄を含む食品を多く取ることが大切です。鉄には、ヘム鉄と非ヘム鉄があり、体内吸収率はヘム鉄が約15~25%、非ヘム鉄は約2~5%です。非ヘム鉄でもビタミンCや動物性たんぱく質と一緒にとることによって、吸収率があがります。ヘム鉄を多く含む食品は、レバー、赤身の魚、非ヘム鉄を多く含む食品は、ひじき、大豆製品、ほうれん草があります。ただし、鉄を取りすぎると、胆石や腎結石を起こす可能性もありますので、注意が必要です。
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